PBTプラスチックの接着

さまざまなニーズに応じて、次の接着剤を選択できます。

1. TG-3200: 高温および低温に耐性がありますが、接着速度が遅い一成分室温硬化型の軟弾性衝撃吸収接着剤です。接着剤は通常、硬化するまでに 1 日から数日かかります。

2. TS-8602瞬間接着剤はPBT同士を数秒から数十秒で素早く接着できますが、接着層が硬くて脆く、耐水性がありません。

3. TE-9270 タイプの 2 液性接着剤で、接着層が柔らかく、大量の接着や PBT との複合に適しています。ただし、高温耐性は劣ります。

4. TE-9249 タイプ接着剤: 2 液性接着剤、高温に耐性があります。

5. Sili-1706: 単一成分の室温加硫ゴム。防水性と衝撃吸収性の接着剤を使用して弾性体として硬化され、高温および低温に耐性があります。 1〜2mmの厚さで5〜6時間硬化でき、ある程度の強度があります。完全に硬化する場合は少なくとも24時間かかります。単一成分のため、混合、塗布、押し出し後の放置の必要がなく、加熱の必要もありません。

プロセスの特性

PBT射出成形前に110～120℃で3時間程度乾燥する必要があります。成形温度は250～270℃、金型温度は50～75℃に制御してください。材料が溶融状態から冷却されると、すぐに凝固して結晶化するため、冷却時間が短縮されます。ノズル温度が適切に制御されていない（低すぎる）場合、流路（水出口）が冷却して固化し、ノズルが詰まる傾向があります。

素材バレルの温度が275℃を超えたり、溶融した素材がバレル内に30分以上滞留すると、素材が分解し脆くなりやすくなります。 PBTを射出する場合は、射出成形用の大きなノズルを使用する必要があり、ホットランナーシステムは使用できません。金型の排気が良好であることが必要で、「高速、中圧、中温」の条件で成形および加工することをお勧めします。耐火材料またはガラス繊維を使用した PBT ノズル材料はリサイクルしないでください。シャットダウンするときは、炭化を避けるために、PE または PP 材料を時間通りに洗浄する必要があります。